開かれた子育て!子どもを中心につながるコミュニティ
発表者名:
高田奈美
ブランド名:
一般社団法人ハグりんぐ
子育てひろば みっくす:
mix.hiranoku
平野ともいくクレヨン:
tomo_kure/
YOUTUBE:
youtube.com/watch?v=KNKWa0AOfzw
発表順 15
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開かれた子育て子どもを中心につながるコミュニティ一般社団法人ハグりんぐ高田奈美です。どうぞよろしくお願いいたします。
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私は現在、大阪市の業務委託で地域子育て支援拠点を運営しております。2015年に八尾市で子育て支援の仕事を始め、十年になります。
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以前は子育てを楽に楽しくをコンセプトにオリジナル抱っこ紐の製造販売を行い、各地で出店販売もしていました。私30歳です。
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転機となったのは2014年、万博公園での出展時です。おばあちゃんとお母さんがもう歩けるようになってるし、 抱っこなんて必要ないよねと話しているその後ろから必死に歩く小さな女の子がいました。
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その時、「抱っこして」と言えない子どもの気持ちに気づきました。 抱っこを求められると、しんどいと感じる保護者の気持ちもわかります。 でも、子供が抱っこしてと言えず我慢するのはもっとしんどいことなのではないかと感じました。
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私はこの出来事から、子供が思ったことや感じたことを安心して話せる環境を作りたいと思うようになりました。 では、子どもが安心して話せる環境を作るために何が必要なのでしょうか。 私は、子どもに最も近い存在である保護者が、余裕を持って子育てできることが必要だと考えます。
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しかし、現状はどうでしょうか?
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厚生労働省の調査では、75.2%の保護者が子育てに悩みを抱えています。
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さらにこちらの調査からは、子育ての負担が想像以上に大きいことがわかります。 保護者は子どもに向き合いたいけどできないというジレンマを抱えて子育てをしています。
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子育てのタスクは多岐にわたります。
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これらの負担を分散させ、保護者が負担を抱え込まないようにすることで、子どもに向き合う余裕が生まれます。
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そこで、保護者の負担を軽減し、余裕ができる四つのプランを考えました。
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一つ目は、オンラインお助けひろば。家にいてもつながれる子育てコミュニティです。 手あそびやリトミックなど、オンラインアクティビティや子育てに関する交流会を開催します。
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2つ目は分からないを分かるに変える子育て講座と情報です。子育てを楽に楽しくできる学びの場です。 お片付けやベビーマッサージの講座や子育て情報を通して、子育ての安心と楽しさを提供します。
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3つ目はいつでも予約オッケー。個別相談。夜など子育てが辛く感じた時にオンライン予約できる。 身近な人に話しにくい悩みも、子育て支援のプロなので安心して話すことができます。
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4つ目は多様な人とつながろうリアル交流イベント。親子が様々な人と一緒に遊びや学び、 食事や出会いなどを通じて、喜びや楽しさを体験できるイベントです。 地域の大人や子育て世代以外の方に安心できる大人として協力をお願いします。 得意な事や好きな事を生かして子どもに体験を提供し、子どもの世界を広げるきっかけにします。 「子どもを見守るのめっちゃ得意やで!」という方も大歓迎です。
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このような取り組みを続けることで、保護者に余裕が生まれ、子どもは安心して保護者に話せる環境ができ、 子どもは保護者を中心に安心できるコミュニティにつながっていけるようになります。 また、子どもが多くの信頼できる大人と出会うことは、危険な状況を識別する力を育むことにもつながります。
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2024年、小中高生の自殺者数は527人。1週間に約十人の子供が命を絶っています。 もし彼らが困ったときに頼れる安心できる大人がそばにいたら、その未来は変わっていたかもしれません。 子供が悩みを抱えたとき、大人に安心して頼れる環境をつくるためにも、 子供にとって私たちは安心できる大人だよと伝える機会を増やして行きませんか。 そのためには多くの大人の協力が必要です。
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午前中の今田さんの発表にもありました。弱くつながるこの関係性こそが、有効になるということも実際、 皆さん体験されていると思います。子育て中の親子がさまざまな人と出会い、 子どもが思ったことや感じたことを安心して話せる。そんな支え合うコミュニティを一緒に築いていきましょう。 ありがとうございました。